HAND DYED NOCOLLAR SHIRT

NOCOLLAR SHIRTの素材などの各種スペックなどに関しては商品ページをご参照ください。ここではスタイリングとディテールに重点を置いています。

全身写真はWRAP PANTSのページをご覧いただきたいと思います。
ここではシャツをクローズアップして見てみましょう。

HAND DYED NOCOLLAR SHIRT STYLING

BUSH COTTON BUCKET HAT
HAND DYED NOCOLLAR SHIRT
WRAP PANTS

2枚と同じ柄が存在しない手作業による染めは『注染』ならではの雰囲気です。
一種の工芸品のように感じます。これをファッションとして使えることに特別感を感じずにはいれません。

ネイビーは白場を残しました。
一般的にはこのように濃淡がハッキリしていると、派手に見えたりどうしても柄が煩くなりがちです。ところが、これは落ち着いて見えるではないですか。とてもシックな印象です。

落とし所が上手いんです。職人の技とセンスが光っていますね。

タックインでコーディネートしましたが、このシャツの着丈は十分な長さがあります。詳しくは商品ページをご覧いただきたいのですが、脇はマチ付きのディープスリットです。それがローンの軽やかな生地と相まって風に揺れる様は都会的な印象をもたらしてくれることでしょう。勿論、レイヤードスタイルに最適な着丈です!

HAND DYED NOCOLLAR SHIRT STYLING

BUSH COTTON BUCKET HAT
HAND DYED NOCOLLAR SHIRT
WRAP PANTS

衿無しシャツは、ここのところ私のお気に入り。

昔の手縫い時代のヨーロッパのシャツなんかを見ると、衿を取り外せるシャツがあります。普段は衿無しで、正装時に衿を付けて着用したようです。この場合でも台衿は身頃に付いています。つまり、バンドカラーシャツの状態でハネ衿のみが取り外せる仕様です。一般的には『衿無しシャツ』というとこの状態を指します。

今回のシャツのように完全に衿が無いシャツというのは、私の知る限りアウトドアウェアに源流があるのではないかと思います。アウトドアではレイヤードが基本です。その際、首への圧迫を避ける目的で衿を外したのだとか。

HAND DYED NOCOLLAR SHIRTはデザイン的に衿を外しましたが、改めて『首への圧迫』を意識してCASTING JACKETを羽織ってみると、首回りが楽なことに気付きます。

私は、こういう事のひとつひとつに「なるほどな。」と思わずにはいられないのです。