着丈が長めのプルオーバーは少しゆったりしたサイジングで、裾に向かってわずかに広がるAラインシルエットが特徴。
そうです。おじいちゃんが着ていたシャツです。GRAND PAPA SHIRTがGRANDPA SHIRTの語源です。別名、GRAND FATHER SHIRTとも呼ばれます。

パナマクロスは、網目状の粗い織り組織が特徴で、表面にはやや凹凸を感じます。つまり、糸と糸が密集していないことで通気性が良いのです。
糸が密集していない分、縦横の糸をそれぞれ2本ずつ引き揃えることで太い糸にします。その分手持ち感は出ますが、生地の強度を保ちつつ、独特な表面の凹凸の形成に貢献しています。何気にこの凸凹は、肌離れが良いので案外心地良いものですよ。

PANAMA CLOTH GRANPA SHIRT + BUSH WEATHER SACK JACKET + WASHER CREW HAT
シェル釦を使用しています。その名の通り貝を原材料とし、そこから削り出したものですが、注意点としては衝撃に弱いということです。元は貝殻ですのでご想像に難しくはないかと思います。しかし、樹脂釦と比較しすると、シェル釦は遥かに美しい容姿をしており、それは一線を画すものがあります。
上写真のカーキに付いている釦は白色です。これがナチュラルカラーです。もしかすると『貝』と聞くと螺鈿細工のような光り輝く釦をイメージされるかもしれません。確かにそのような釦も存在しますが、ブランドのテイスト的に、私はこちらのナチュラルカラーが白色の釦を好みます。
光り輝く釦のカラーには白蝶・黒蝶・茶蝶などがあり、いずれも海水貝を原料としますが、対する我々の釦は淡水貝を原料とします。オリーブに付いている茶色の釦は貝を染めたものになります。

一般的にプルオーバーシャツは、何故かどことなく可愛らしくなるものです。しかし本作は、不思議と大人の色気を感じずにはいられません。
縫い代の巻き巾、釦、ステッチの運針など、シャツを作る上では重要な細部でも、案外人の目には気付かれないものです。しかし、拘った細部のひとつひとつが集合体となり、シャツの風格を形成し、それがシャツの雰囲気を生むのだと私は考えております。私が細部に拘る理由です。
商品名 | PANAMA CLOTH GRANDPA SHIRT |
品番 | 24107 |
価格 | ¥31,900 (税抜き 29,000) |
展開色 | カーキ オリーブ |
展開サイズ | 1・2・3・4 |
主要素材 | 綿100% |
原産国 | 日本製 |

Khaki

Olive
サイズ | 着丈 | 肩巾 | 袖丈 | バスト |
---|---|---|---|---|
1 | 79 | 50 | 58.5 | 116 |
2 | 81 | 51.5 | 60 | 120 |
3 | 83 | 53 | 61.5 | 124 |
4 | 85 | 54.5 | 63 | 128 |
*バスト寸法はタック分量を含んでいません。
- 多少の寸法差、および個体差が発生しますが、全て検品済みで許容範囲での変動であることをご了承ください。
- HPに掲載されている写真はサンプル時点のものです。予告なく、多少の修正が入る場合がございます。
- お使いのモニター環境によって、色の再現性が異なる場合がございます。