1型と呼ばれるモデルがあります。
ウエストダーツが無く直線的なシルエットを指してサック(麻袋)と人々が呼んだこのモデルの歴史は古く、BROOKS BROTHERSが1918年に発表した『No.1 Sack Suit』にまで遡ることになります。
その後、日本においても60年代に流行したVANのジャケットもその範疇といえるでしょう。

BUSH WEATHER SACK JACKET + OPENEND TUBE TEE
からめのラペルロールからフロントエッジに続くラインは、あくまでも自然なカッタウェイを描き、肩はナチュラルショルダーとし、袖山を丸く落として形成すること。フロントの3ツ釦に対し、袖口を2ツ釦とする。最後にセンターベントをフックベントで決めれば完成だ。
衿が細畝のコーデュロイということもあり、無造作に立ててみても良いですね。これまでのラペルジャケットと違い、サファリ風の4パッチポケットデザインですので、インナーをTEEシャツにすれば、よりワイルドな雰囲気になります。

BUSH WEATHERは、かつてのオールド・フィールドファブリックのような、将来的にヴィンテージになりうる素材だと思います。そのためには高密度でありながらも、硬くペーパーライクにならないこと。しなやかで膨らみのある触り心地の再現が重要です。フィールドでの実用に耐えうる強度と、ファッション性を兼ね備えた素材である為に。
綿はエージングがその魅力のひとつです。BUSH WEATHERは、私が思う理想的なエージングコットンの風合いを特殊な加工によって再現したものです。しかしこれは、エージングの方向性を示したに過ぎません。本来の佇まいは、長らくご着用いただくことでのみ完成するものだと私は考えております。
生地がエージングするなら、釦もそうでなければいけません。本作をお手に取っていただき、釦をよく見てもらうと木目が見て取れるはずです。今シーズン全般にいえることですが、釦は天然の椰子から削り出しています。そして幾度も磨き込むことで美しい光沢を作りました。これもエージングによって姿を変化させていきます。近頃は樹脂製の釦が一般的ですが、それでは将来的な味わいを引き出せません。こういった細部のひとつひとつが完成度を高めるのだと私は考えております。

BUSH WEATHER SACK JACKET + PANAMA CLOTH GRANPA SHIRT + WASHER CREW HAT
フロント第2釦の横にも釦がありますが、これはゲームポケットの入り口です。前身頃全体がポケットの機能を果たしています。4パッチポケットもそうですが、本作がサック型であるにもかかわらず、フィールドジャケットの属性を持っていることをお分かりいただけるのではないでしょうか。
商品名 | BUSH WEATHER SACK JACKET |
品番 | 24106 |
価格 | ¥71,500 (税抜き 65,000) |
展開色 | カーキ オリーブ |
展開サイズ | 1・2・3・4 |
主要素材 | 綿100% |
原産国 | 日本製 |

Khaki

Olive
サイズ | 着丈 | 肩巾 | 袖丈 | バスト |
---|---|---|---|---|
1 | 73 | 48 | 59.5 | 112 |
2 | 75 | 49.5 | 61 | 116 |
3 | 77 | 51 | 62.5 | 120 |
4 | 79 | 52.5 | 64 | 124 |
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