理想のTEEシャツはインナーはもとより、1枚で着ても存在感を示せるものでありたい。と常々思っています。
私はどちらかというと硬く重たい素材を好みます。TEEシャツはジャケットより肌に違いところで着用しますので、よりシビアになるのが肌触りからくる着用感全般に関する事柄。そのあたりを考慮した上で、様々な検証の末に出した答えが本作です。

OPENEND TUBE TEE + VINTAGE CHINO OVERALLS + WASHER CREW HAT
オープンエンド糸(空紡糸)を使用しています。
アメリカでは一般的にタフな Tシャツに使用されている糸です。空気圧で撚り合わせるので、結果的に多くの空気を含むことで、吸湿性・速乾性共に優れていると言われています。触っていただくと、ふっくらとボリュームがある一方で、シャリ感があるので、やや硬めでドライな印象が特徴。
本作では太番手のオープンエンド糸を使用しています。硬過ぎず、重過ぎず、肌触りが良いこと。1枚で着ても存在感を示せること。そして、タフであること。これが私の理想のTEEシャツです。

編み機は、現存する数少ない吊り編機を使用しています。
『肌触りが良い』というのは編み機に起因している部分が大きいかと思います。
その名の通り、上から吊りながら360°編みます。故に、本作には脇縫い目がありません。丸胴ともいいますが、脇縫い目が無いというだけでも気心地は違ってくるんです。
編み終わった筒は下に落ちてくるので、生地にかかるテンションを最小限に編むことができます。
ふっくらと柔らかな触り心地で、着用と洗濯を繰り返しても、風合いの良さを維持できるのが特徴でしょう。
ここまでするなら、衿も同様のクオリティにしたいものです。
一般的には衿は裁断物ですので、繋ぎ合わせる縫い目(身頃に衿を付ける縫い目ではなく、棒状の衿を輪に繋ぐ縫い目)が存在します。左右どちらかの肩位置付近で縫い繋げますが、本作の衿は裁断物ではなく、専用に編み立てているので繋ぎ目はありません。
裁断物の衿は内回り外回りのハレーションを避けれません。どうしても着用していくうちに、衿のエッジが立ち上がってきたりします。一方の編み立てた衿はしっかりと首に沿って安定し続けます。

今シーズン、半袖シャツを作らなかった理由は、本作の存在があるからです。価格的に見てもこれ以上のメリットを作り出すことは難しいと判断しました。それだけ本作の完成度は高く、理想的なものに仕上がっていると思っています。
商品名 | OPENEND TUBE TEE |
品番 | 24109 |
価格 | ¥16,500 (税抜き 15,000) |
展開色 | キナリ カーキ オリーブ |
展開サイズ | 1・2・3・4 |
主要素材 | 綿100% |
原産国 | 日本製 |

Khaki Kinari Olive
サイズ | 着丈 | 肩巾 | 袖丈 | バスト |
---|---|---|---|---|
1 | 71 | 53 | 22 | 57 |
2 | 73 | 54.5 | 23 | 60 |
3 | 75 | 56 | 24 | 63 |
4 | 77 | 57.5 | 25 | 66 |
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