Field Duffle

Field Duffle / Camel

Field Duffle

品番 : 19113
価格 : ¥ 38,000 + tax
展開色 : キャメル
サイズ展開 : フリー / 50L × 26.5W × 27H 35ℓ
主要素材 : 綿 100% Heavy Twill
原産国 : 日本

元々は資材用として「ろ過」に使われていた布の雰囲気に魅せられ、バッグ用として使用できるようにアレンジしたものになります。これを「Heavy Twill」と名付けました。
産地は岡山県倉敷市。昔ながらのシャトル織機にて生産されています。この地域は「頒布」の産地としても有名で、TAKE & SONS は常々お世話になっているエリアです。

糸は「10番単糸の3本撚り」です。これは「極太糸」ということになります。
糸は1本より、2本の方が強度が出ますね。それを3本で撚るんですから、さらなる強度が生じます。また、3本撚りは糸の断面が「真円」に近付くことから独特な美しい表情を作り出します。この糸の特性がバッグそのものに現れていますね。ここが重要ポイントです。
ラギットなアイテムこそ「少しの上品さ」が必要なんです。私はギアとファッションの境界線がここにあると考えています。
カシメやDカンなどの金具類は真鍮製を使用していますので、経年変化により「黒ずみ」が発生します。その時、Heavy Twillと共に「味わい」を増した姿こそがエージングによる美しさであり、それは「Heavy Dutyの世界」そのものだと私は考えます。

私の個人的な趣味ではありますが、スポーツ時のバッグを除いて、荷物に対してジャストサイズのバッグはスタイリング上、いささか心許ないものだと思うのであります。
荷物がバッグの中で「泳ぐ」くらいがいい。
Field Duffleは、それを満たすサイズになっています。35ℓというのはDuffle Bagの適正値ではないでしょうか。このサイズは男性であれば日常使いから1泊まで使えます。

やや大ぶりなバッグにとって、問題となるのは「重さ」です。荷物を入れる以前にバッグが重かったら嫌になりますよね。その点は、当初からの懸案事項として、生地の設計に盛り込んである重要ポイントです。
持ってみてください。重さは気にならないと思います。これが「重厚感」と「使い易さ」のギリギリの位置なのではないでしょうか。

レザーは重くなる要因です。かと言って、薄くてもいけません。この選定には時間がかかりました。ご尽力いただいた皆様、本当にありがとうございました。この場を借りて、お礼を言わせていただきます。

ファスナーはジャケット類と同じく、10Gを使用しています。これもまたHeavy Dutyの象徴ディテールです。(ファスナーとドットボタンは洋服と同じものを使用しています。それ以外のパーツは真鍮製となります)

荷物を適当に詰め込み、荷台に詰め込む。目的地は勿論「Field」だ。
そんなバッグでありたい。


  • 多少の寸法の誤差、および個体差がありますが、全て検品済みで許容内での変動になります。ご了承下さい。
  • お使いのPC環境によって、色の再現性が異なる場合がございます。

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