これまでオーバーオールを避けてきました。その理由は、どうしても可愛らしい印象が払拭しきれずに、理想とする男っぽさをイメージ出来なかったからです。そんな訳で、オーバーオールではなく、オールインワンを作ってきた経緯があります。

VINTAGE CHINO OVERALLS + OPENEND TUBE TEE
どうでしょう?
男っぽさにちょっと色気を感じる佇まいに仕上がっているのではないでしょうか。
ポイントは、シルエットのボリュームの付け方と絞り方でした。試作を重ねながら理想のシルエットを追求していく過程で見えてきたことです。さらに、フライフロントにすることで、ビブを『面のデザイン』にしなかった事も要因と考えられます。

今シーズンはコットンに2次加工を施したものが幾つかあります。例えば、BUSH WEATHERがそうです。そしてこのVINTAGE CHINOも同様に私が思う理想的なエージングコットンの風合いを特殊な加工によって再現しています。しかしこれは、エージングの方向性を示したに過ぎません。本来の佇まいは、長らくご着用いただくことでのみ完成するものだと私は考えております。
生地がエージングするなら、釦もそうでなければいけません。バックル部分は金属のタック釦ですが、フライフロントの釦をよく見てもらうと木目が見て取れるはずです。今シーズン全般にいえることですが、釦は天然の椰子から削り出しています。そして幾度も磨き込むことで美しい光沢を作りました。これもエージングによって姿を変化させていきます。近頃は樹脂製の釦が一般的ですが、それでは将来的な味わいを引き出せません。こういった細部のひとつひとつが完成度を高めるのだと私は考えております。

表からは一見シンプルに見えるビブですが、内側にハンドウォーマーが仕込まれています。

通常スマホは腰ポケットに入れますよね。
パッチポケットの内側には、小分け収納用の内ポケットが付いています。ここにスマホを入れると安定してて良いですよ。

細玉のピスポケットや環縫い等、TAKE&SONSのボトムス共通のディテール仕様はそのままです。こういったディテールからも私の本気度が伝わると思います。
ヒップに見えるステッチで補強布を止めてあります。ここは2重構造になっています。

ショルダーテープの後側、頸椎付近を横方向に渡った表地テープは、ショルダーテープが肩からズリ落ちないためのものです。様々な動作をしてもショルダーテープが肩から落ちることなく、安定してご着用いただけます。
今季のパンツラインナップにRUGGED CHINOがありますが、ネーミングの通り、本作とは別素材です。RUGGED CHINOは、強撚ゴリゴリの硬く重厚なチノです。対する本作・VINTAGE CHINOは、そのシルエットの再現性を考慮し、適度な膨らみを感じるまで揉み込み、エージング処理を施したナチュラルな触り心地が特徴のチノです。
商品名 | VINTAGE CHINO OVERALLS |
品番 | 24104 |
価格 | ¥58,300 (税抜き 53,000) |
展開色 | カーキ オリーブ |
展開サイズ | 1・2・3・4 |
主要素材 | 綿100% |
原産国 | 日本製 |

Khaki

Olive
サイズ | ウエスト | 股下 | 膝巾 | 裾巾 |
---|---|---|---|---|
1 | 117 | 75 | 32 | 26 |
2 | 121 | 75 | 32.5 | 26.5 |
3 | 125 | 75 | 33 | 27 |
4 | 129 | 75 | 33.5 | 27.5 |
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