TAKE&SONSを代表するアイテムといえば、Heavy Jacketは外せません。それにもかかわらず、数シーズン不在だったHeavyDutyレンジの枠。製作に力が入らないわけがありません。

例えばミリタリーの世界において、私たちが古着として目にしている『軍モノ』のほぼ全てがコットンを主原料としていると言っても過言ではありません。それらはローテク・ファブリックですので、過酷な状況に対応できるハイスペックなものではありません。よって、今日の軍服はハイテク・ファブリックに進化しているわけです。しかし、ファッションとしての見地からは、コットンを中心としたローテク素材は味わい深く、趣があるので好まれているのも事実です。

本作に使用されている素材はコットンキャンバスです。これにパラフィンを施しました。パラフィンはワックスと同じく撥水を目的としたものですが、いずれもローテクの世界での話しです。ゴアテックスのような現代のハイテクと比較しないでくださいね。

機能的には優れているハイテク素材ですが、いったん傷が付くと『味わい』として消化できないのも事実。我々が提案させていただいているHeavyDutyレンジのジャケットは、時間とともに身体に馴染み、傷や汚れを纏いながら経年とともに佇まいを変化させます。その全てを味わいとして昇華し、エージングされた美しい佇まいを実現できるのがローテク素材なのだと私は考えています。

基本的にHeavyDutyレンジはフィールドの何かしらの用途に沿ったウェアです。これらは全てフィールドでの実戦的なスペックを備えています。例えばGAME VESTなどは、多くのフライフィッシャー達にご愛用いただき、そのご意見とご感想を元に進化させてきました。本作も同様に実用の中から進化してきた経緯があります。

「ファッションだから」と作り込みを簡略化せずに取り組んでいるのには訳があります。冒頭のミリタリーの件に戻りますが、例えば、M47 Field Jacketは軍服として必要な機能を備えて、当時は実用されていたわけです。実用に耐えうるものは本物なのだと思います。そして、本物には本物しか纏うことの出来ない空気感があります。それが時代を超えてファッションとして今の時代に通用しているのだと思います。TAKE&SONSのHeavyDutyレンジというのは、まさに実用服とファッションの境界線を無くすために、それをHeavyDutyというフィールドウェアの世界感で表現しているです。

右撃ち限定ではありますが、肩にガンパッチが付いています。パッチ内部に薄綿状の芯を噛ませて補強してあります。

肩付近のパッチポケットのフラップは片側が削れた歪な形をしています。この部分は無線機のアンテナを出すために削ってあります。

HUNTING JACKETといえば、ガンパッチに続いて象徴的なディテールがショットホルダーではないでしょうか。これも汎用品としては存在しませんので専用に編み立てたものです。ここにショットシェルやライフル弾を片側5発、左右で計10発+αのスペースがあります。

背脇には隠しファスナーがあります。ここから内側のゲームポケットにアクセスできます。

フロントの裏側にはゲームポケットを開放する為のファスナーが付いています。白いテープは担ぐためのショルダーテープです。

ゲームポケットに物を入れてなければ、このようにファスナーを開放して丈を伸ばすこともできます。

ハンティングは道なき山を登ることもしばしば。身体から湯気が立ち昇る前に担ぎましょう。そのためのショルダーテープですが、必要に応じて取り外すこともできます。

かくして細部まで作り込まれたHUNTING JACKET。これがTAKE&SONSの真骨頂です。
商品名 | PARAFIN CANVAS HUNTING JACKET |
品番 | 23302 |
価格 | ¥94,600 (税抜き 86,000) |
展開色 | キャメル オリーブ |
展開サイズ | 1・2・3・4 |
主要素材 | 綿100% |
原産国 | 日本製 |

Camel

Olive
サイズ | 着丈 | 肩巾 | 袖丈 | バスト |
---|---|---|---|---|
1 | 71 | 48 | 60 | 124 |
2 | 73 | 49.5 | 61.5 | 128 |
3 | 75 | 51 | 63 | 132 |
4 | 77 | 52.5 | 64.5 | 136 |
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