

SplashCamo WorkJacket
No : 19305
Price : ¥ 49,000 + tax
Col : L.Brown : Khaki
Size : 1,2,3
Main fabric : Cotton 100% / Japan
Country of origin: Japan
サイズ | 着丈 | 肩巾 | 袖丈 | バスト |
1 | 68 | 47.2 | 58 | 107 |
2 | 70 | 48.6 | 59.5 | 111 |
3 | 72 | 50 | 61 | 115 |
1960年代、イギリスのModerns(後のモッズ)によって、ミリタリーウェアがファッションに取り込まれました。
雑誌 Free & EasyのThe Rugged Museumを担当していた当時、多くの古着の検証を行っていた時期がありました。当然、軍モノもよく見ましたがその経験からすると(これは私の個人的見解になりますが)軍モノとHeavy Dutyをはじめとするフィールドウェアには多くの共通項があるんです。
例えば、カモフラージュ柄。
柄こそ違えど、両者は「隠れる」必要に迫られています。
「要素」を考えたとき、T&Sにカモフラージュ柄が生まれるのは必然と言えます。
現在、T&Sには、米国のフィールドスピリット「HunterCamo」が存在します。
それと対局に位置するのが、この「SplashCamo」と言えるでしょう。
その名の通り、太筆で墨をはね散らかすように描きました。それにデジタル処理を施してモダンに仕上げています。きわめて大柄で躍動感のある構図ですが、同系統色でまとめていますので、佇まいはファッションとして成立して見えます。
「隠れる」とは真逆の存在感ですが「都会のジャングル」に相応しいモダンデザインに仕上がっているのではないでしょうか。

T&Sのラペルジャケットは、すべからく1型をベースに製作しています。
本家の「3ツ釦段返り」に対し、T&Sは「3ツ釦」仕様。フロントは同様に「中 1ツ掛け」が基本スタイルとなります。
余談ですが、ジャケットは2ツ釦でも3ツ釦でも、一番下の釦は閉めてはいけません。
ジャケットが他のアイテムと唯一違うのは「フロントを流すように設計されている」ということです。つまり、フロントカッタウェイを美しく流す為に、一番下の釦を飾りにしたのです。
私はあえて「美しい」と書きましたが、それはジャケットというアイテムが紳士服の中で最もエレガントな存在だからです。
世の中には数多くのジャケットが存在します。特にカジュアルジャケットに関してはブルゾンの設計にジャケットのデザインを乗せているものがほとんどかもしれません。
そういった商品には、この話しは関係ないことです。
T&Sでは、たとえ洗いをかけていても、どんなにカジュアルな姿をしていても、ジャケットにはジャケットの設計を踏襲します。それは、私がドレスクロージングの出自だということに関係しているのかもしれません。
そのように設計されたカジュアルジャケットは、佇まいが一味違うのです。
「Work Jacket」デザインは、今期2品番あります。Heather TweedとSplash Camoですが、それぞれにディテールが異なります。
Splash Camoは、よりカジュアルな仕上がりとなっています。
- 多少の寸法の誤差、および個体差がありますが、全て検品済みで許容内での変動になります。ご了承下さい。
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