ようやく一通り出揃いました。
そこで、今期のスタイリング写真を元に個人的見解を書いてみます。
ここにある写真は、テーマでもある「HD Trad」を象徴するスタイリングを中心に、その主人公が、フィールドで過ごす時間を共にするウェアにスポットを当てています。
これはあくまでも一例であって、テーマに則し私が直感的に組み立てたものになります。
最も重要なことは、お客様に楽しんでいただき「ご自分流」に着こなしてもらえること。そのための参考になればと考えております。
『Wax Adventure Jacket』はラペルジャケットの上に羽織っても様になる。沈んだチェック柄が洒落ていて、このままアウトドアに出かけたくなりますね。
『Shooting Jacket』は本気度が高い。もちろんガンパッチは飾りではなく実際に射撃できるだけのスペックを持ち合わせている。こんなジャケットを着て街を歩くのもまた一興だ。
カーキのシャツにキャメルのジャケットという奇抜な配色コーデは『Tweed Butterfly』を首元にするだけで纏まりが出てくる。パンツは『Sus Crazy Jeans』で決まりだろう。
オレンジは「山で着る色」という概念が刷り込まれている私。Hunting=Gunを思いだします。そんなHunter Orangeに合わせたのは、あえてのShooting Vest。いっその事、思い切って「本物の格好」を。
洗いざらしたカーキ色のコットンジャケットにタイを締める。異様な状況といえばそうかもしれませんが、ファッションとはそんなものです。他人を不快な気持ちにさせずに、自分が楽しければいいのですから。私はこれを着てクラシックな喫茶店に行きたいです。あっ、黒縁眼鏡もかけて行きましょうか。
こんなアウターシャツが欲しかった。
山での朝晩は意外と肌寒いものです。そんな時『Field Work Shirt』は便利だ。ちょっとした荷物が必要な時はGame Vestを合わせれば心強い。
これを着て焚き火を囲い、仲間と語り合うのはアウトドアの醍醐味でしょう。
私、思うのであります。「この秋はコーデュロイのジャケットを着たい」と。
上半身は決め込んで、下半身を少しだけルーズに。HD Tradの抜け感は重要です。もちろんパンツは『Sus Crazy Jeans』で決まりでしょう。
思うに、コーデュロイとかツイードのジャケットをカジュアル仕立てではなく、伝統の総毛芯仕立てをしているブランドって他にあるのでしょうか?
いずれも、歴史あるファブリックを使用しています。これを本物の技術で仕立ててこそ、重厚感という名の「迫力」が出てきます。私は、この「迫力を作り出す事」に拘っているのです。こうして作られたものは、時を経て「趣のある佇まい」を生むからです。
先ほどのオレンジカラーと比較しても甲乙付けがたい存在が、このカーキカラーですね。これはどちらを選択するか迷ってしまう。ちなみに、カーキのシャツにもベージュのベストは合いますよ!
『Norfolk Jacket』はセットアップとして企画した商品です。次の写真がそれです!
『Chino Pants』と合わせてみました。もちろん足元は『Field Boots』で。
おっと、『Tweed Butterfly』と『Wide Suspender』を忘れてはいけない。これで「HD Trad」の完成です!
T & Sの万能パンツといえば『Sus Crazy Jeans』
これ、なんにでも合うので1本あると便利ですよ!
いよいよ今週は展示会です。さて、どうなることやら。
- お使いのPC環境によって、色の再現性が異なる場合がございます。