【Beige】
【Brown】
Shooting Jacket
No : 18302
Price : ¥79,000 +tax
Col : Beige / Brown
Size : 1,2,3
Main fabric : Harris Tweed / Wool 100% / UK
Country of origin : Japan
射撃は「紳士の嗜み」である。
イギリスの古い写真にHarris Tweedのジャケットを羽織り、ハンチング&タイで決めた紳士が写っていました。小脇には水平二連銃を抱えている。そんな紳士の姿です。
これを、一つのファッションの形態として捉えた時、全ての「基本」がここにあります。
行動を妨げない「機能性」と、行為に対する服装の「礼節」つまりは、大人の男性としての「かっこ良さ」です。
現代において、射撃などの「野外行動」をカバーするウェアの多くは合繊が占めています。
結果、それはスポーティーな見え方となります。最新の技術を駆使した合繊ウェアは快適でしょう。しかし、一方で「クラシカルな大人のかっこ良さ」も良いものです。そして、その「野外行動」に礼節を表したい。それは外見から滲み出てくるものでなければならない。
そのように考えた時、必然的に仕立て方にも拘りが生まれてくる。
総毛芯仕立てを選択した理由です。
Shooting Jacketは「HD Trad」の核心と言えます。
Harris Tweedはご存知の通り英国王室御用達のツイードです。そして去る2011年に100周年を迎えた老舗。これは、ネーム中央のマークになっている「オーブの商標」を使用してから100年ということなので、原型はさらに50〜60年前に遡ると言われています。
使用される羊毛はスコットランドのアウターヘブリデス島、ハリス島、ルイス島で有機飼育された羊毛を使用し、その島民によって手作業で染色し紡がれ、織られていること。
最後に、染色具合、羊毛の密度、重さ、などハリスツイード協会が定めた厳格な基準をクリアしたもののみに「オーブの商標」が与えられ、ハリスツイードになるわけです。
Shooting Jacketの特徴は、やはりこのガンパッチが挙げられるのではないでしょうか。
ストックを当てるこの部分には補強用のパッドが内蔵されています。また、パッチポケットの存在感もこのジャケットの特徴と言えます。
洋服は前身頃と後身頃で「振り子」に例えられますが、そのブレることの許されない支点を決めるのが衿です。
この商品は「棒衿」を採用しています。これは極めて難易度の高い衿作り故に、テーラー的物作りを行う一部の商品でしか見ることはありません。しかも「十分な衿のクセ処理」を行えるウール素材が一般的です。それを綿で行うことの異常さがここにあります。
繰り返しますが、この衿は「洋服の支点を決める」ことを可能にした衿です。
しっかりフィットゾーン(ネック側3cmくらいの帯状エリア)を身体に着地させることで、肩先がやや身体から浮いた状態になります。これが、軽い着心地を生んでいるのです。
3つ釦段返りで、中1つ掛けをスタイルとします。
胸ポケットはウェルトポケット。そして、ウェルトシームは6mmでシャープな印象を与え、全体感を引き締めています。
総毛芯仕立てを生かし、肩パッドを使用せずに毛芯でショルダーラインから背面のシルエットを保型しています。さらに、袖山に関しては通常使用するユキワタを廃し、ナチュラルな形状に仕上げています。
このように肩まわりをデフォルメせずに自然に仕上げるのもTAKE & SONS の特徴です。
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多少の寸法の誤差、および個体差がありますが、全て検品済みで許容内での変動になります。ご了承下さい。
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