ドッグイヤーであるかないかは別として、この手のジャケットには多くのデザインがあり、それに伴い、ハリントン、ドリズラー、スイングトップ などの呼び名が存在します。それぞれの違いはここでは割愛しますが、これらに共通していえるのが『着丈が短くて、シンプルなジャケット』ということでしょう。それ故に、ネット上では「オヤジっぽい」や「ダサい」なんて言葉も散見さますが、、、かくいう私も、これを敬遠してきた経緯があります。
しかし、時が過ぎ、私も大人になりました。
今、改めて思います。
これほどまでに多くのバリエーションを持つアイテムも少ないのではないでしょうか。それを人々に受け入れられてきた長い歴史が物語っています。

慣例として、TAKE&SONSの秋冬シーズンには、HEAVY JACKETが存在します。
それをあえて作らずに、雰囲気を変えてみたくなりました。少しシンプルなスタイリングをやってみたくなったのです。
1960年代にイギリスのモッズ達の間で人気となったハリントンジャケットは、きっとカッコ良かったに違いない。これをTAKE&SONS流に熟なした本作が、皆さまの御眼鏡に敵うだろうか。
品番 | 価格 |
---|---|
22303 | ¥86,900 (税抜き 79,000) |
色 | サイズ | 主要素材 | 原産国 |
---|---|---|---|
ゴールドブラウン グレー | 1 , 2 , 3 , 4 | STWAXコットン | 日本 |

ゴールドブラウン

グレー
サイズ | 着丈 | 肩巾 | 袖丈 | バスト |
1 | 64 | 48 | 58.5 | 122 |
2 | 65.5 | 49.5 | 60 | 126 |
3 | 67 | 51 | 61.5 | 130 |
4 | 68.5 | 52.5 | 63 | 134 |
ハリントンといえば、表が無地で、裏がチェックというのが定番です。そのバランスをリスペクトし、崩すことなく表裏を入れ替えました。
英国 Millerain社製、ST WAX COTTONを使用しています。
ワックス系の素材は、霧雨の多い寒冷地でありながら狩猟文化を有する土地、イギリスで生まれました。本物のワックスとは違い、特殊な樹脂を使って同様の効果を発揮します。やや湿った感触はありますが、ワックスのようにベタつかず、匂いも無いのが特徴です。

季節は秋冬ということもあり、胴裏にはボアを使用しました。端々から『毛』が飛び出ているのが写真から見て取れます。このご時世、一般的にはポリエステルフリースを使用するのでしょうが、HEAVY JACKETのポジションに座るにしては、それではいささかスタイルが軽くなり過ぎます。
「ここは拘って、アルパカ混のウールボアを選択するべきだろう。」
生地表面に付着した樹脂が時間と共に落ちていき、緩やかに経年変化を起こしていきます。その頃には、やや擦り切れた袖口や自然に付いた傷などと共に、この洋服の佇まいは特別なものに変化しているでしょう。
デザインこそシンプルですが、重厚感のある佇まいは、HEAVY JACKETに勝らずとも劣らないのではないでしょうか。
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