Classic Hotel

紅葉も終盤の箱根へ。

箱根というと「旅行」のようですが、近くで仕事があったので「折角だから、、、」という思いで箱根まで足を延ばし「富士屋ホテル」で泊まることにしました。

1878年(明治11年)に創業した、日本初の本格的リゾートホテル。
私が泊まったのは「本館」です。上記写真の本館は明治24年に建てられ、ここ富士屋ホテルで現存する最古の建物だそうです。

ご覧のように、社寺建築を想わせる唐破風調の瓦葺屋根に西洋の白い壁面という「和洋折衷」の建築様式は明治建築に見られる特徴です。

中に入ると、雰囲気に心奪われます。クラシックホテルならではの佇まいですね。
壁面には至るところに彫刻や絵画があり、国や時代、作者など様々です。
未だ調査中のものもあるとか、、、

ふと、壁を見ると「昭和の美髯」と書かれた額が目に入った。
美しく立派な頬ひげを美髯(びぜん)と言いますが、この写真の「美髯公」たちの時代は昭和です。
これは完全に私の勉強不足、、、昭和の美髯カルチャー。
現在でも「ヒゲClub」はあるのかしら??

部屋に向かう途中「Chaplin’s Room」と名が付いたドアを発見しました。
彼もここに泊まっていたんですね。

1日の締めは館内のBar「Victoria」で。
たまの贅沢は「命の洗濯」です。

朝起きると、紅葉の絨毯が敷き詰められていました。
紅葉は散り際が一番美しいのかもしれない、、、儚さに美しさを感じるのは、古くから日本人が持つ「美学」です。

そろそろ冬の到来かな。


2018年4月より2年間、耐震工事に入るそうです。
2020年春頃のリニューアルオープンまで、しばらく泊まれなくなるので、ご予約の方はお急ぎになられた方が良いかと思います。

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