
LOOPWHEEL KNIT RIB TEE
世界でも唯一といわれる吊り編み機が現存する和歌山県。
1950年代に主力だった吊り編み機も、大量生産の時代の到来とともに新型の編み機に置き換わり、現存するのは僅かという、とても貴重な吊り編み機を使用しています。
吊り編み機は、1時間にわずか1mしか生産することができません。効率が極めて低く、ゆっくり編む過程で、空気を含み、無駄なテンションをかけずに、リラックスした状態で編まれるのです。
吊り編み特有の膨らみのある柔らかさをご実感いただけるはずです。卓越したクオリティとは、効率とトレードオフの関係なのです。
生産効率の低さから廃れた吊り編みですが、近年になって改めてその価値が見直されるとは、なんとも皮肉な話しです。我々が目指しているのは未来ではなく『過去』なのです。

ヘンリーネックの前開きには馬布を使用しています。
馬布とは、乗馬の際に鞍の下に敷く、綿100%の高密度平織り素材のことです。薄手でしなやかな素材です。
釦は淡水貝を使用しています。
マットな質感が特徴の淡水貝なので、非常に親和性が良く、全体のクオリティに貢献していると思います。

基本的に縫い代は嵩張るものです。そしてゴワつきます。これが着用感に影響するのですが、ひとつのアプローチとして、生地の重なりを極力薄くして、一体化させることで自然な縫い目を目指しました。吊り編み天竺の風合いを細部で損なわないように。

時として厄介な縫い目は、肩か脇のどちらかに必ず入ります。これまでのOPENEND TUBE TEEでは丸胴を使うことで、縫い目は肩にありました。その縫い目を利用して、肩傾斜を処理していましたが、本作では、脇に縫い目を持っていき、肩は縫い目無しという真逆の状態にしました。
これはアウトドアのソフトシェルに見られる構造ですが、肩まわりのストレスが無くなります。不思議なことで、天竺のように伸びる素材であっても有効に感じます。また、先程来の縫い目のストレスからも解放されます。脇腹か肩かと言われれば、生地が身体に接するのは、圧倒的に肩です。肩を優先するのは理にかなっているのではないでしょうか。一方で、本来であれば適切に肩傾斜を処理することで、すっきりとした肩まわりを作るのですが、写真のように本作の肩傾斜は水平です。この分量は肩まわりに存在することになりますが、これがシルエット上、全く気にならないんです。吊り編み天竺の膨らみのある素材が馴染ませるのです。これは、OPENEND TUBE TEEと比較して、生地が薄いこともゴワつかない点で、幸いしていると言えるでしょう。

リブは段付きで、部位に応じてテンションを変えています。
| 商品名 | LOOPWHEEL KNIT RIB TEE |
| 品番 | 25110 |
| 価格 | ¥25,000 (税込 27,500) |
| 展開色 | ナチュラル ブラック |
| 展開サイズ | 1・2・3・4 |
| 主要素材 | 綿100% |
| 原産国 | 日本製 |

Natural / Black
| サイズ | 着丈 | 肩巾 | 袖丈 | バスト |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 67 | 50.5 | 24 | 114 |
| 2 | 69 | 52 | 25 | 118 |
| 3 | 71 | 53.5 | 26 | 122 |
| 4 | 73 | 55 | 27 | 126 |
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