T&Sのコレクションは、可能な限りローテク天然素材を中心に構成しています。それはHeavyDutyという見地からは極々自然なことであり、エージングされた後に「迫力のある洋服の佇まいに変化することで、スタイルが完成する。」と考えているからです。
当然、素材を吟味するときは、変化していく「先」を見越します。そのように見ていると「敵わないな〜」と痛感する一品がいくつか出てきます。ローデンクロスもまたその1つです。

ローデンはチロル地方で織られているウールの縮絨生地。その歴史は古く、オーストリア最古の生地として歴史に名を刻んでいます。
昔のローデンとは違い、現在では油脂分が少なくソフトな風合いになっています。とはいえ、元々はハンティングコートの生地。その耐久性は今も健在です。

風合いが現代的に生まれ変わったことで、洋服の着心地は驚くほど変化しました。とにかく「軽い」の一言。さらに身体に馴染むような心地良さは、カジュアルジャケットとしてのひとつの到達点なのではないでしょうか。
都会的なネイビーと対照的なローデングリーンと呼ばれるモスグリーンの2色展開。これがオーストリア貴族のハンティングカラーであり、ローデンを象徴するクラシックカラーです。
「さて、どちらにするか。」悩みどころです。
先のHeatherTweed WorkJacketと合わせてご覧くださいませ!
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