名入れ。

Bespoke Boots-maker 白樫氏と制作してきた『Field Boots』が、ついに完成を迎える時がきました。

この企画が持ち上がったのが2017年春のこと。

デザインから木型製作へ。仮縫いから修正〜フィールドテストを行って、また修正を繰り返すこと、1年半の歳月をかけてきました。

思うに、もの作りに「完璧」は無いのではなかろうか。だから職人は飽くなき探究心で、また次の作品に挑むことができるのだと思います。

悲しいかな、もの作りとはアイディアを思い描いた瞬間を100%とし、いざ作業が進行するとマイナス方向に転じます。完成までの間で、そのマイナスをどれだけ小さく収められるかが勝負なのではないでしょうか。そこに「プロ」が存在するのです。

TAKE & SONSは、常に飽くなき探究心と情熱を持って、その局面と対峙しています。拘りと現実の狭間というのはシビアなものです。

当社の製品には、このブーツのように完成まで時間を要する商品が数多く存在します。そういった商品製作は、ご賛同くださる関係各社皆様の存在があって初めて成せるのです。

最後の工程はSock Liningに名前を書き込む作業。
製品に魂を封じ込めるかのごとく、緊張する瞬間です。

いよいよ出荷します!


このブーツは日本国内の職人さんによって、ハンドメイド生産されています。
詳しくは『Field Boots Making』をご覧くださいませ。

制作に携わっていただいた白樫 氏をはじめ、多くの職人の皆様にこの場を借りてお礼を言わせていただきます。

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