2018秋冬シーズンに向けて、

なんでも「温暖化」の影響らしいですね。
北極の氷が歪な形で溶け出しているんだとか、、、

本来そこには、北極を円形に取り巻く「ジェット気流」が存在するのですが、北極そのものの変形によって気流の形状が変化し、そこに偏西風が巻き込まれて気流が歪な形になっているのだそうです。
その関係で、普段寒い地域が暖かく、我々の住むエリアに寒波が訪れているんだ、と。

 

まだ春の訪れも感じないこの頃ですが、サンプルベースは「2018秋冬シーズン」へと突入しています。今、まさに展示会に向けてサンプル投入をしたところです。

デビュー以来、おかげさまで少しずつお取り扱いいただけるショップ様が増えており、同時に、お客様とのコミュニケーションも増えているのを感じます。

そんな今だから表現したいものがあります。2016秋冬で少し垣間見られた「HD Trad」です。
*HD Tradとは「Heavy Duty Trad」の略。(この単語は、恐らく一般的には存在しないと思います。我々の志す世界観の表現の一種)


小林 泰彦さんは1977年に著書の中でこう仰っています。
「ヘビーデューティーを服装の体系としてみたとき、驚くほどアイビー=トラディショナル体系に似ている。つまりヘビーデューティーのトラディショナルな部分はアイビー=トラディショナル体系のアウトドア部門、あるいはカントリー部門と言える」と。

また、アイビー=トラディショナルの方にもヘビーデューティーのハートがあって、ヘビーデューティーの中のトラッドな部分を指してヘビーデューティー・トラッド『ヘビトラ』、あるいはヘビーデューティー・アイビー『ヘビアイ』と名付けておられます。(私はそう解釈しています)


米国には、1918年に発表されたアメリカントラッドの原風景と言われる「1型」が存在します。
この1型が「ヘビトラ」の中心だと思いたい。私は、ここに起点はあるべきだと考えます。

 

「緊張」と「緩和」とでもいいましょうか。
再構築したシルエットとサイズ感で、2年前に不発に終わった鬼門「HD Trad」に再挑戦します。

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