Shooting Vestの生地設計

現在連載中の雑誌「HUNT」の企画「シューティングベストを作る」ですが、次号5月末発売に向けて、ここのところ着々と準備をしてきました。

 

アイキャッチ画像が前号。
第1話となる「HUNT vol.15」はその道の識者にお話しを伺った方が良いだろうと思い、一般社団法人 日本猟用資材工業会を訪れレクチャーを受けました。

そしてシューティングベストのコンセプトを決めて、大まかなデザインの落とし込みまでを行いました。(現在、雑誌の絵とは若干デザインが変わっています)

 

次号はいよいよ「物作り編」へと突入する訳ですが、まずは肝心の素材からです。
「これを機に、オリジナル素材を作ろう」と思うわけであります!

織機の選定から糸番手、打ち込み本数などの生地規格の決定と、仕上げ工程の打ち合わせを重ねてきました。まだ若干の未確定事項を抱えた状態ではありますが、これより機場(はたば)に入り込みます。

これまで、T & Sでは旧式織機が生み出す「味わい」を重要視してきましたが、今回はあえて革新織機を使用する結論です。
革新織機がもたらす、極限の打ち込み本数を実現するためです。
そしてアメリカは東海岸の米綿を使用し、糸撚の設定などに拘りを盛り込んだ生地を作ります。
さらに整理工場へと移動し、いわゆる「生地」としての風合いに仕上がる全工程に立会います。ここは肝です。

などなど、詳しくは「HUNT vol.16」をご覧くださいませ!

 

このベスト、射場で使うものではありますが、もちろんアウトドアや街着で使えるようにしますのでご安心ください!

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