店内から外を眺めると、そこはいつもの渋谷。
すぐ店の前を歩く若いカップルたちが、時折り不思議そうな顔をしてドアガラス越しに店内を覗く。
この街に渋谷銃砲火薬店は店を構えて50年余り。
当時は長屋が連なるこのエリアも、今はビルが立ち並び、入れ替わりの激しいこの辺りのお店では、老舗の部類に入るのだそう。
以前は渋谷界隈に3軒あった銃砲店も、今や渋谷銃砲火薬店のみとなった。
ショーケースのガラス越しに押さえたショット。
ショットガンの中でもクレー射撃に使われる銃身が2本縦に連なる「上下二連銃」はMERKEL(ドイツ)や、PERAZZI(イタリア)などがズラリと並ぶ。
このクラスの銃は、彫刻のみならず職人の手作業が工程の80%を占めるそうだ。従って、制作した職人の技量が値段に現れるという。まさに工芸品といったところです。
そして、量産銃とは桁違いの耐久性を誇る。
ハンティング用の自動銃のような量産銃とは、その佇まいが違う。
そして、これが現実。
私の量産銃です。Remington 870が到着。こんな紙箱に入っているあたり、さすがアメリカですね!
これより手続きに入ります。その模様は最終局面に入った「Hunterへの道のり」でお伝えさせていただきます。