MUD Trailblazer Jacket

Brown


 MUD Trailblazer Jacket

No: 17302
Price: ¥ 69,000+tax
Col: Brown
Size: 1,2,3,4
Main fabric: Mud Dyed Cotton / Japan
Country of origin: Atelier Made / China


Trailblazerとは、未開拓のフィールドに分け入る先駆者のこと。

T&Sのブランド構成要素には「Hunting」「Field Work」「Fly Fishing」の3つの要素があります。
これらの要素は、そもそも大自然に分け入るTrailblazerには時として必要なスキルであり、当然そのようなディテールを持つウェアがあってしかるべきと考えます。

そこで、Hunting JacketやFly Fishing Vestなどに見られるディテールから必要な機能を抽出し、再構築したジャケットが「Trailblazer Jacket」になります。

素材に関しては、T&S定番の「Mud Dye Cotton」を使用しています。
ションヘル」という旧式織機で織ることで、太番手糸で膨らみのある生地に仕上げています。(それぞれをクリックいただくと、簡単ではありますが説明ページになります)

この「古き良き、日本のHeavyDuty」と言える渾身のファブリックは、職人技の結晶だと私は考えており、敬意を持って使用させていただいています。

これほどのパーツ量の裁断、縫製に至る工程数は尋常さを欠いており、日本では組み立てることは99%不可能です。この「Trailblazer Jacket」と「Hunting Jacket」のみ、中国にて組立てを行っています。

限られた少数精鋭の技術者が集う工房にて、特殊なミシンと伝統の手作業によって、これらの製品は組立てられています。

言葉では語り尽くせない製品です。


Fly Fishing Vestにはランディングネットや小物類を吊り下げる「Dカン」が付いている。
これは取り込みたいディテールだ。

【左写真】肩部分のパッチポケットは左右で非対称デザイン。

【右写真】腰部分のポケットですが、フラップもファスナーポケットとして使用可能。
さらにアウターポケットとしてスモールパッチを装備しています。これもFly Fishing Vestに良く見られるディテールで、小さなギアを大きなポケットの中で見失わないように、あらかじめ小分け収納を可能にするポケットです。

Trailblazerは時として、食料を現地調達しなければならない。そこで、このディテールも必要となる。

前身頃と後身頃に備わったゲームポケット。
これは言わずとも知れた、Hunting Jacketに見られるディテールですね。時としてFly Fishing Vestにも付いていますが、その規模は小さなものです。

【左写真】これは上前身頃の画像になります。
上前は前立てがあることから、ゲームポケットを塞ぎかねない。そのような場合は、通常は下前にのみゲームポケットが付きます。実際にそのような製品は多い。

しかし、私個人的にはそれでは満足しない、、、なぜなら、獲得した獲物は1匹とは限らないからだ。片方にしかゲームポケットを装備しないことによって、ジャケットの重量バランスが崩れる恐れがある。
そうして生まれた奇抜な機構がこの部位になります。

【右写真】後身頃のゲームポケット。
背中をほぼ全面覆い尽くす大容量ゲームポケット。コーナーにはダーツが取られていることから、必要にして十分な容量だということが伺える。

ここで、引きの画面にしますが、後ろのゲームポケットはあえて袋状にしています。
袋状のゲームポケットには、理想的なスタイリングがあります。

それは、ゲームポケット開口部が大きいことを利用して、獲得した鳥の羽をポケット口からはみ出させておくこと。最高に格好良いフィニッシュです。

【左写真】フロントと腰ポケットに使用しているファスナーサイズは全て10ゲージを採用。
No.10ファスナーと呼ばれ、古くからヘビージャケットのメインファスナーを務めてきた強者です。
この歴史的ディテールは、T&Sのヘビージャケットには欠かせません。

【右写真】上前身頃のゲームポケットの奇抜な新機構。

パッチポケットはドット釦で止めますが、台座がループ状になっているのが見えますね。
これは、指でフラップの開閉を簡単に行えるように配慮した構造で、これによりポケットの中の物を押し潰すこともなく、確実な開閉をクイックに行えます。

【左写真】袖口のアジャスト機構。

【右写真】内ポケットも、マチ付きで収納力に富んだ構造になっています。
*前身頃の裏地は別布使いにすることで、インナーへの色移りなどの配慮をしています。

【左写真】袖裏はキュプラを使用しています。
滑りが良く、吸湿性の優れているキュプラは、着用感の向上に一役買っています。こういったHeavyDutyな商品には珍しいかもしれません。
また、袖付けの際に巻き込むことで、一体感のある仕立てにしています。

【右写真】ブランドネームを中央に配置して完成です!


  • 多少の寸法の誤差、および個体差がありますが、全て検品済みで許容内での変動になります。ご了承下さい。
  • この商品に使われている素材は日本国内にて職人の手作業によって「泥染め」されています。
    その関係で、色味の個体差が生じることは避けられません。
    当社では、1点物の味わいとしてご理解いただきたいと考えております。
  • 時間と共に、色がいい具合に落ちていき、表情を変化させます。
    このエージングをお楽しみいただけるよう企画された商品です。ですので、インディゴ染料の様に、一般的に言うところの「色落ち」や「色移り」などには十分にご注意ください。
  • お使いのPC環境によって、色の再現性が異なる場合がございます。

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