前回、薪のベースを完成させたので、いよいよ「文字」となるわけですが、これが一筋縄ではいかない。
当初はアイアンを考えていましたが、薪のサイズからすると3cm程の大きさでなければいけません。その大きさで感じの良いアイアンアルファベットが無いのです、、、やばいィ〜!
捜索には随分と時間がかかりました。
結局、満足のいくものが無くて、ウッドを選択した次第です。
「さて、木材をどうしようか??」仕上げを模索すること数日、表面を鉄化させることにしました。
やっぱり「木と鉄」の組み合わせはカッコイイものです。
思えばアイアンはネジ込む必要があり、もしかすると今回の乾燥薪では割れていたかもしれません。
「そう。これで良かったのです。」そのように思い込むことにしました。
【左写真】“白木”のアルファベット。
な、なんと、職人の手作りなんですって!
【右写真】左側の容器の金属塗料で表面を鉄化させます。金属塗料は初めて使いましたが、これはなかなか面白いですよ!
【右写真】右側の容器は、俗に言う錆び付け塗料。これを使用して、アイアンの雰囲気を作ろうかと思います。
今回は「黒錆」をチョイス。果たしてイメージ通りに錆びてくれるだろうか。
【左写真】金属塗料を塗ったところ。
木材は1回塗装ではダメでした。塗料を吸う感じがあり乾燥後に再塗装しました。
【右写真】錆び付けを行ったところ。
均等に塗り、黒錆びを発生させます。乾燥後に表面に浮き出た鉄膜を拭き取ると、下から黒錆びが顔を出します。仕上げに綺麗に磨きあげて完成。
この段階で錆びの進行は止まっています。なかなかの味わいですよ。
文字を打ち込もうかとも思いましたが、割れる可能性を考慮し接着しました。ですので、店頭でお見かけの際は、文字には触れないようにお願いいたします!
文字が取れるとクレームになっちゃいますからね。
錆びの進行は完全に止まっていますが、念には念を。最後にクリアを吹いて空気と遮断しておきました。
いよいよ「2017年春夏の商品」は今週末からショップ様へ納品がスタートします!
T&Sお取り扱い店様へ、お越しいただけたなら幸いです。