10月より販売が開始されるTAKE & SONS。
TAKE & SONSでは、その世界観から、しばしば特殊な素材が用いられています。
その中にWax Cottonがあります。
この16AWで我々が使用しているWax Cottonは、イギリスはHALLEY STEVENSONS社の生地を使用しています。(過去記事ですが『HALLEY STEVENSONS/Wax Cotton』よろしければご参照下さい)
この生地を使用したモデルは『WAXED COTTON ANGLER JACKET』と『WAXED COTTON HUNTING JACKET』があります。
Wax Cottonは雨風をしのぎ、悪天候から身体を守ってくれる機能を有した特殊な素材になります。
しかしながら、度重なる着用によってWaxが剥げ、機能が低下することは避けられません。
Waxが剥げてきた段階では、生地表面に「ムラ」が生じてきます。
これこそがWax Cotton本来の味わいであり、最大のエージング効果と言える状態です。
このままをお楽しみいただければ幸いですが、元に近い状態に戻す行程「リプルーフ」についての説明書とWax缶をアイキャッチ画像の状態で製品に付属してあります。
*Wax Cotton Hunting Jacketはエージング加工が施されていますので、既に味わいが表現されている状態になります。
【付属してあるリプルーフの説明書とWax缶】
Wax Cottonの製品はクリーニング店に持ち込むことができません。
つまり、自分で手を入れながら育てる必要があり、そういった経年変化をお楽しみいただける商品です。
狩猟文化を有する国、イギリスで生まれ、古くからアウトドアマン達に愛されてきたファブリック。
その佇まいは、洋服というジャンルにおいて、現代的な要素は微塵も感じさせない。
「男が着るからこそ格好良い」そんな洋服ができました。
洋服のスタイルが男女ともに近くなっている。
時代と逆行するかもしれないが、だからこそ
「男が着るからこそ格好良い」
そんな服を作りたい。
ヘビーデューティーな服には歴史があり
ディテールにも意味があります。
そんな服をアウトドアで着ている人は
素敵だと思います。
その一方で、街で見かける
「ワックスキャンバス」にも
“粋なさま”を感じます。
私はヘビーデューティーと日常の接点を
作り出したいと考えています。
(Brand Conceptから抜粋文)